Why are you so serious?

2011/02/25

財務省は国民をだましていたことを自覚していた。国民新党相手に財務省が「日本は財政難ではない」と認めてしまたと言う話。

日刊ゲンダイってタブロイド紙があるそうだ。
俺は読んだことはない。
だが、タブロイド紙の気楽さで、喜々として本当のことを書く時がある。
何のことかというと、下の引用記事のことだ。
つまり、日本の財政がまるで安全であることを知っていて財政難だと国民をだましていたことを財務省は自覚していたと言うことなのだ。

我が国の政府債務950兆は単純な国債発行の総額であって、実際に返済しなければならない額を表している訳ではない。
政府は国債で調達した金を特別会計を通して国民や外国政府にまた貸ししている。
この場合、その分の債務を最終的に返済する責任をもつのは政府ではなく、政府から借り入れた者たちになる。これを最終借入主体と言う。
政府が彼らに貸し出した金は政府にとって債権であり金融資産なわけだから、単純な債務総額から差し引いて考えなければならない。
債務総額から金融資産(債権)を差し引いてなお残った債務のことを純債務と言う。
下の記事で、財務省が実は財政難ではないと言っているのは、この純債務で考えた場合のことなのだ。
つまり、こういうことになる。

債務総額950兆円-金融資産600兆円=純債務350兆円

概数なので10兆円代のずれがあるが勘弁してほしい。
それにしても900兆円の借金なんてことはないのだ。

しかも純債務350兆円のうちわけに目をやると、政府自身が保有しているものや日本銀行が保有している国債もある。これらの分については、政府の債務を政府自身が債権として保有しているわけだから、相殺して考えて構わない。
すると、政府の債務はもっと少ないことになる。

実は、現状でも日本で財政難もへったくれも無いのだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー引用ここからーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
http://www.asyura2.com/11/senkyo108/msg/237.html
「財政危機」煽る財務省の大ウソが暴露された (ゲンダイネット)

 20日のNHKの日曜討論を見た国民は耳を疑ったのではないか。国民新党の亀井亜紀子参院議員(45)が、財政危機を煽る財務官僚の大ウソを暴露したのだ。
 国民新党はデフレ経済脱却のために建設国債や無利子非課税国債の発行など積極的な財政出動を提唱している。亀井議員が明かしたのは、この無利子非課税国債をめぐる財務省側とのやりとりだ。番組での発言の中身はざっとこんな感じだった。
〈財務省と(無利子非課税国債発行について)やりあったら、財務省は「そんなものを出したら日本の財政は大変だと海外に思われる。いま国債は安定的に償還されてるので必要ない」と言われた。「え? 日本は財政危機じゃないんですか」と聞いたら「大丈夫です」と。(財務省は)国民に言ってることと与党に言ってることが違うんです〉
… 「国民新党の考え方は、内需拡大のために市場にカネが回る仕組みが必要というもので、別に無利子非課税国債の発行にこだわっているのではありません。この 方法がダメなら、財務省も代案を出してほしいと何度もやりとりしているのですが、財務省側はいつもノラリクラリごまかしてきたのです」(事情通)
 改めて亀井議員に発言の真意を聞いてみた。
「財務省は最初から消費税ありきなのです。無利子非課税国債を発行して困る人はいません。にもかかわらず、提案しても話が進まない。それで党に財務官僚を呼び、日本の財政状況について平時なのか非常時なのか聞いたら『平時です』と答えたのです。そもそも財務省は、海外に対しては『日本は対外金融資産が豊富で、国債の9割以上は国内で保有しているから財政危機ではない』と説明しているのに、国民に対しては『900兆円もの借金で大変だ』と言う。海外と国民に対する説明が違うのです」
 相手によって主張を百八十度変える二枚舌財務官僚。次はぜひ国会で追及してほしい。