Why are you so serious?

2008/02/17

田舎ではどんなに借金をしてもチャラになることがある

田舎暮らしの秘訣を教えよう。

実は、田舎ではどんなに金に困ってもチャラになる秘密がある。
これがあるから、どんなに銭ゲバな時代になっても村は滅びない。

1、貧乏な家Aがある
2、金持ちな家Bがある
3、AはBから金を借りる
4、AはBに金を返さなければならない
5、ところで村は狭い
6、AからBに娘が嫁ぐ(逆でも良い)
7、世代交代がすすみ、AとBの子供CがBの当主になる。
8、AとBの家計が一致している場合、CはAと債務とBの債権の残高を相殺する
9、AとBの家計が一致していない場合、Aの債務をAの死後、負の遺産としてCが相続することで、やっぱりAの債務とBの債権は相殺される。
10、みんな仲良く共存し続ける。

こんなのありかい!・・・と思われるかもしれないが、回りを見渡して欲しい。そう言う関係はアリアリだ。
もちろん税金だの何だの、途中で支払われるものがある。
それにCに世代交代するまではAはBに借金を返し続けるので、相殺されるのはあくまで残高である。

さて、これを国家に当てはめてみよう。
国家の債務を引き受けているのは金融機関、主に銀行である。
銀行が引き受けた国債は有価証券なので、少なからぬ一部が日本銀行に買い上げられている。

では、すべての国債を日本銀行が買い上げて保有したらどうだろうか?
国家は日本銀行を国有化することで、これまでの全ての債務を相殺できるのである。

この方法による解決を「田舎の嫁取り方式」と名づけよう。はははは。

日銀は通貨を発行しているので無限に国債を買い上げることが出来る。
国債を買いオペすることで市中の通貨量が増えてインフレが懸念される。

でも、俺は心配していない。
そんなことは東京のお偉いさんが考えることだ。
しかも、田舎は通貨量が不足して常に不況状態だ。
政府や大都市の人々が苦しもうが知ったことではない。
いまよりインフレのほうが田舎ではバランスがとれるのだ。

政府が棄民政策をとり、大都市の人々が田舎に無関心ならば、こっちだって連中のことなど知ったことではない。