ドルが88円から90円の間でふらふらしている。
輸出関連の製造業者は非常に苦しんでいるそうだが、まだまだ甘い。
この程度のドル安は過去にも周期的にあった。
この程度はドル崩壊と呼べるレベルではない。
100円から120円くらいに、あっと言う間に戻ることがあるレベルだ。
アメリカが物作りに帰り、自分たちの生活に必要な物を自分たちで供給出来るようになるためには1ドル50円くらいが妥当らしい。
アメリカは銀行間の取引もほとんどなくなり、経済はストップしたも同然と報道されていたが、実はこの数ヶ月、半導体産業が好調で見事に復活しているらしい。
ドル安で日本や台湾、中国の製品が値上がりして、ドルの値下がりが関税障壁の役割を果たすようになった他、海外ではアメリカ製品が値下がりして輸出が好調なのだそうだ。
そんな訳でこの程度のドル安はアメリカの崩壊を意味しない。
むしろアメリカが健全になるのを後押しする。
この程度の下落ならオバマは課題として取り上げないのではないだろうか。
しかし、ドルの下落はまだまだ終わらない。
まず3月末、日本の決算のあたりに下がるだろうと警戒されている。
1ドル70円台どころか、50円台も覚悟した方が良いと思う。
Why are you so serious?