Why are you so serious?

2008/01/03

新年だ。そうれがどうした。

新年だ・・・
だから何だというわけではないが、掃除をしようと思った。
しかし、5分で挫折。

本が多すぎ。

ここは田舎だから時間だけはたくさんある。
生まれてからン十年、晴耕雨読の日々が続いている。
一人身だから雨独と言ってもいいかもしれない。
かなりひねくれているので雨毒かもしらん。

6畳一間の庵の壁がすでに本でびっしり。
読みかけや、あらたに購入して未読のものが床に散乱して、どうしようもない。
中には、まだ手に取らないうちに怪しい虫が湧いて、ところどころボロボロになっているものもある。

どんな本を読んでいるかって言ってもつまらんものばかり。
ゴジラだの地元の歴史の本だの。
中には地元の教育委員会から押し付けられた小学校の文集やら写真集っつうものもある。
正直、読む必要のあるもんじゃない。読まないでいた方が幸せだろうってものも無いわけじゃない。

話は変わって為替市場だが、日本以外の国じゃ正月でも市場は動いているらしい。
リアルタイムチャートを見てみたら、はやくも1ドル110円を切っていた。
さすがに元旦は休みだったらしいが、昨日2日の午後に相場が動いて112円からストンと109円50銭になった。

ドル定期の人はあせりまくりだろう。
このドル安は、しばらく戻らないと思う。
ブッシュが大統領をやっている限り、アメリカの信用は戻らない。
次の大統領になって少し値を戻す時期があるかも知れないが、今回のドル安はアメリカ社会の構造に原因があると言われているから、もうダメだろう。

先月買ってきたエコノミストも今年は世界恐慌が起きるのではないかと心配している。
まぁ一部の大都市以外は平成大不況が続いたままだし、原油高と食料高でスタグフレーションっぽいし、世界恐慌になったからと言って生活が変わるかとも思えない。

せいぜい商店会や農家の自殺が増える程度だろう。どうせ俺らの国は国民が何万人自殺しようが放っておくに決まっている。

俺はどうなるだろうか?
俺はかなり硬い仕事をしているし、時々副収入もあるんで何とかなっているが、さすがに小泉改革以来、年毎に厳しさが増している。
収入も20年前のレベルに落ちた。
一人身だから何とかなっているが、家族もちだったら首吊りを考えたかもしれない。

田舎で貧乏暮らしをしていると経済の変動に強くなる。
ドルがどうなろうが、石油がどうなろうが、手の届く範囲で生きるのに必要な資源は手に入ってしまうからだ。中には自分の庭(山?)だけで自給できてしまっている人もいる。
刺激のないつまらない人生のようだが、それなりに良いことはたくさんある。

今年が良い年であるように祈ることは祈るが、どうせ同じだろう。
新自由主義が主流であり続ける限り、普通の人々は貧しくなることはあっても豊かになることはない。
デヴィッド・ハーヴェイの『新自由主義、その歴史的展開と現在』っつう本を読んで、そう確信した。