東京行って、宍戸大先生の勉強会に行って来たぞ。
宍戸大先生は元筑波の学長様で、今は新潟の国際大学に在籍してらっしゃる。
レオンチェフ賞とか言うすげー賞をとったえらーーーい先生だそうだ。
勉強会には政治家とか学者とかがいっぺーいて、俺なんか完全に場違いだったぜ。
いやー、焦った焦った。
で、いろいろ勉強して来たんだけどさ、そのうち気になったことがあった。
マクロ経済の数式をじゃんじゃかぶち込んだ計量経済モデルってのがあるそうだ。
こいつを駆使して官僚たちは国民経済の将来予想図をたてたり、国の経済戦略を建てたりしてるんだとよ。
ところが、この計量経済モデルで政府がはじき出す数値が、同様の計量経済モデルを駆使しているシンクタンクや研究者グループのものと比較して余りにもヘンテコ過ぎるのだそうだ。
具体例をあげると、財政政策の効果を余りにも過小評価しているとか、増税(一般消費税の増税のことだと思われる)で望ましい成果があがるかのようになってるとか、どっかの誰かがほざいている「?」な理屈にあわせた結果しか出ないようになっているらしい。
この傾向は小泉政権が誕生して竹中が入閣してから起きているそうだ。
勉強会の出席者たちは、竹中が政府の計量経済モデルの式をいじったか、竹中の意向を汲んで経済官僚たちが数値を捏造するようになったのではないかと疑っていた。
乗数効果の乗数は、閉鎖した国民経済を仮定してその中での金回りを表す数値だから、財政政策が行われたその年の乗数効果が1なのはともかく、2年目以降に1を割るなんてことがあるはずがない。
受け取った金は必ず遣われるのだ。
財政政策の効果の判定は、財政政策によってバラまかれた通貨の受け取りを積み上げて数えて行かなきゃいけないのに、何故か内閣府モデルでは2年目以降の乗数効果が1を割ってどんどん小さくなって行くのだ。
取引で金を受け取ると金が減るのかよ? そんなことあるわけねーじゃん。
と言うわけで、政府のモデルはもうグチャグチャなのだった。
実は俺はすげー日本の北の方に住んでいるので、こういう政府機関による数字の出鱈目が日常的におこなわれていた国の末路を良くしっている。
ソ連である。
日本の官僚機構はいよいよソ連化していると思った方が良さそうだ。
トホホ・・・
Why are you so serious?